現存流儀(更新!)

●各種古流武術

現在は新潟県でも県外から習ってきた方が教えているところも多くなってきました。

大東流合気柔術、大和道(大東流、柳生心眼流等)、柳生新陰流剣術、小野派一刀流剣術、二天一流剣術、直心影流薙刀術、戸田流兵法(棒半棒短棒術、隠し武器術)、気楽流柔術、その他支部としてなどなど。

なるべくなら昔から地元に残っている流儀(芸能の棒踊り等含む)を習いたいものです。

 

 

●五十嵐一隆氏伝の新免二刀流。(新流儀として)

長野県五十嵐家の二天一流の史料を参考に千葉県の五十嵐一隆氏が新しく剣道向けに興したと思われる流儀。最も同家には伯耆流、玉心流拳法などの史料もあり。同家から史料(コピー)を千葉で剣道をやっていた五十嵐一隆氏に渡したという話も伝わっています。兵法8代伊藤理右衛門(新発田藩士)から兵法9代五十嵐隆助謙幅「新発田藩士、文政2年没(1819年没)」に伝えられた「二刀流口伝条之覚書」の写しのみ残っています。この兵法8,9代の両人とも歌人で同家には歌集も残されています。五輪書も残されていてもおかしくなく火災というのはこれが燃えたということか?まあ確かに巻物(五輪書?)は同家にあったとの事だが伝授とかではなく、ただ単に家にあったものを渡しただけとのこと。火災のことは聞いたことがないので、あやしい?五十嵐一隆氏が自分の師匠の名も語らず、(結局のところ、自分で新しく興した流派なので師匠の名を言うことができず)、さらには越後藩と新潟に存在しない藩名をあげて曖昧にしてしまいました。五十嵐一隆二刀流としてこれはこれでいいのではないでしょうか。私も同家の方に会っています。ちなみに五十嵐一隆氏は第16代と名乗っていました。他に二天一流から名乗った模様。

 

五十嵐一隆(千葉県・新免二刀流創作)―荒関冨三郎……続く

補足:一隆氏のお孫さんも千葉で新免二刀流(独自創作流儀)を伝えています。

●一波流剣術付随の鎖鎌術一手

一波流(いっぱりゅう)は剣術流儀だが鎖鎌も伝承されていた。その剣術の相手を務めたことのある某氏が鎖鎌術の一手を覚えていた。礼式等何もないが型だけ教えていただきました。攻撃と防御が一体となっている技で相手の攻撃(打ち込み)が強ければ強いほど威力を増すという理にかなっている技。たった一手だが現在この流儀は絶流しているため、それでも貴重な文化遺産です。

●上越に伝わった某流も現在調査中。

●片山心働流柔術、今はまだ未公開。とりあえず私が継承。まだ修行中の身でもあるが後世に伝えて残していきたいと思う。

●某棒術(ごく最近(平成14年)まで習っていた方が存命していた。)

 柔術も残っていた? 現在、確認中。

●村松藩伝奥山現想神伝流居合術が現存していることが判明。伝承者の先生ともお会いできました。現在、同流の二系統(村上市と見附市)確認。お弟子さんも育ってきているし、ある意味この流派は安泰です。

●新発田藩伝荒木新流柔術

第14代服部広次郎---第15代坂本謹吾---第16第大倉忠吾---第17代大倉某(絶流)

佐藤金兵衛氏が新潟で大倉忠吾氏に習って東京へ伝わる。数年前に聞いた話では81手全てできるものは数名とのこと。現在は大和道に組み込まれているため不明。(私も81手中、14手+αできる)

新発田では絶流した。大倉氏によると伝書類は満州に残してきたため手元になく、新発田では未だ伝書類など未確認未発見。※大倉氏はすでに亡くなっております。

坂本謹吾発行柔術目録は確認。

 

 

●村上藩伝強波流棒術

県外の某所の某先生が伝えている模様。たまに演武をしているみたいです。この流派は村上藩を通していない流派の模様。村上藩伝とは言えないかもしれない。